【トレードイメージ】ドル/円 ADPの結果次第で104円台回復なるか

2014年04月02日 20:10

ドル円は日欧の株高や米長期債利回りの上昇にも後押しされて103円後半で堅調に推移しているが、1月23日以来の104円台回復を前に伸び悩んでいる。日銀が発表した企業物価見通しは、全規模全産業による1年後の消費者物価指数(CPI)の上昇率の見通しで平均が前年比1.5%となり、日銀の目標である2%を下回っており、市場では追加緩和への期待感もやや高まっており、ドル円の下値は限られそうだ。本日のNYタイムでは、米3月ADP全国雇用者数の発表が予定されている。市場予想では19.5万人増となっており、週末に発表が控えている米雇用統計への期待感を高める結果となれば、ドル円は104円台回復を試す可能性はあるだろう。また、ロックハート米アトランタ連銀総裁の講演や、ブラード米セントルイス連銀総裁の会見が予定されており、その発言内容にも注目したい。
 
・想定レンジ上限
 目先の上値めどは、本日これまでの高値103.94円や心理的節目となる104.00円。104円台を回復すれば、多少値幅はあるが1月23日高値104.85円が意識されるか。
 
・想定レンジ下限
 下値めどは本日これまでの安値103.61円。その下が日足一目均衡表・雲の上限や5日移動平均線が位置する103.10円付近。この水準を下回っても、90日移動平均線も位置する103.00円付近では下げ渋る可能性が高いか。