【トレードイメージ】ドル/円 米雇用統計控え、102円半ば中心に動意鈍いか

2014年06月05日 19:16

本日のドル円はやや上値が重いも、昨日同様に102円半ばで底固さを示している。昨日に2.60%台に上昇基調を強めた米長期債利回りが時間外取引で2.58%付近まで低下したことも、ドル円の上値を圧迫している。この後に欧州中央銀行(ECB)の金融政策、明日には米雇用統計の発表を控え、様子見ムードが強く、値動きは限られている。
 ECBが追加緩和措置をどこまで打ち出すかを見極める展開で、内容次第ではユーロが乱高下し、ユーロ円主導でドル円も動意づく可能性はあるが、基本は明日の米雇用統計待ちで、ドル円は102円半ばを中心に方向感に欠ける動きが続きそうだ。NYタイムでは新規失業保険申請件数の発表と、コチャラコタ米ミネアポリス連銀総裁の講演が予定されているが、大きな動意にはつながらないだろう。低下気味の米長期債利回りの動きには注目したい。
 
・想定レンジ上限
 ドル円は昨日の高値102.80円が上値めど。その次が5月2日の高値103.03円。
 
・想定レンジ下限
 ドル円の下値めどは90日移動平均線の102.22円や日足一目均衡表・転換線の102.12円付近。