【トレードイメージ】ドル/円 米景気関連指標を受けた株価動向に警戒

2014年05月27日 19:28

ドル円は101円後半で推移している。欧州序盤には円の買い戻しを受けて101.73円まで下押したが、米長期金利や先進国の株価動向からは底割れへの懸念はあまり感じられない。ただ、中国・ベトナム間で緊張が続いていることや、ウクライナ東部でウクライナ軍が親ロシア派の武装集団を攻撃したことが報じられるなど、地政学リスクが完全に払しょくされる環境でもなく、ドル円の上値も限られている。今日は連休明けとなる米国で、米4月耐久財受注を皮切りに複数の経済指標の発表が予定されている。先週末に史上最高値を更新したS&P500をはじめ、高値圏で推移する米株価指数が堅調な流れを継続させれば、ドル円に上値追いの機運が高まってこよう。
 
・想定レンジ上限
 102.27円前後へ低下中の90日移動平均線が目先の上値めど。こなしても日足一目均衡表・雲下限と13日高値が一致する102.37円、同雲の上限が102.67円に控えるなど、102円半ばにかけては抵抗となりえるポイントが連なっている。
 
・想定レンジ下限
 欧州タイムにつけた本日これまでの安値101.73円が短期的な下値めど。割り込めば21日から26日までの上昇幅の半値押しに相当する101.43円や200日移動平均線101.35円前後が意識されるか。