【トレードイメージ】ドル/円 目線は円安・ドル高方向だが・・・

2014年04月15日 19:19

ドル円は昨日102.03円まで上げたが、102円ちょうど付近が抵抗として意識されており、上値は伸びない。
 本日発表される米経済指標で、米金融政策見通しに対する連想を刺激する可能性があるのは消費者物価指数(CPI)だが、賃金の伸びは抑えられたままであり、物価上昇圧力は依然として弱いと思われる。強かった3月の生産者物価指数(PPI)が波及するにしてもタイムラグがあり、CPIの結果を受けてドル相場が動意付くとは思えない。他の米経済指標をケアする必要性は薄く、イエレンFRB議長の発言が注目されそうだ。
 ただ、イエレンFRB議長は「6カ月」発言以降、発言内容からタカ派色を消失させており、今回も手がかりとなる発言を提供するとは考えにくい。
 
・想定レンジ上限
 ドル円の上値のめどは21日移動平均線が推移する102.46円。
 
・想定レンジ下限
 ドル円の下値のめどは昨日安値の101.42円。