【トレードイメージ】ドル/円 株価動向を眺めながらも下値模索の流れ継続か

2014年04月08日 19:29

ドル円は102円後半で上値の重い展開。ECB理事会、米雇用統計、日銀金融政策決定会合と重要イベントが続いたが、方向性を決定づけるような材料にはならず。ドル円は淡々と調整方向の流れが続いている。本日も主要な米経済指標の発表はなく、明日のFOMC議事録公表や、本格化する米企業決算を前にして、足元の流れが変化するとは考えづらい。引き続き下値探りの展開が意識されそうだ。黒田日銀総裁が「現時点で追加緩和を検討しているわけではない」としたことも、短期的なところでドル円を圧迫する材料として蒸し返されるかもしれない。ただ、世界的な景気の持ち直しや中国の景気刺激策への期待など、リスク回避ムードが急速に広がるような地合いでもないことから、ドル円が下げたところでは投資家の押し目買いや輸入勢の買いが下支えとなり、下げ幅はある程度限られるだろう。
 
・想定レンジ上限
 目先の上値めどは103.10円付近。これまで支持線だった日足一目均衡表・雲の上限が今度はレジスタンスとして機能しそうだ。その次は、低下中の5日線が推移する103.46円近辺。
 
・想定レンジ下限
 目先の下値めどは、日足一目均衡表・雲の下限が推移する102.06円が下値めど。その下は、3月27日安値101.71円が意識される。