【トレードイメージ】ドル/円 本日も米指標多数だが、基本は雇用統計待ち

2014年05月01日 19:19

本日これまでのドル円は102円前半で狭いレンジ内で上下。昨日のさえない米1-3月期GDPが重しとなるも、102円大台を割り込み大きくレンジ下限を広げる動きにもなっていない。NYタイムでは、米新規失業保険申請件数や米3月個人所得など米経済指標の発表が多数予定されているほか、イエレンFRB議長の講演も控えているが、基本は明日の米雇用統計待ちで動意は限られそうだ。
 米10年債利回りは1月末から2.70%付近を中心におおむね2.60%-2.80%のレンジ内で方向感なく、上下している。イエレンFRB議長の発言を受けて来年の米利上げ観測が高まった経緯があったが、その後に金融緩和策の長期化を示唆したことで引き締め警戒感が後退した。米利上げ時期をめぐる思惑は続いており、米長期債利回りの方向感に欠ける動きからもドル円は動きづらい。
 
・想定レンジ上限
 ドル円の上値めどは、102.73円付近で推移する日足一目均衡表・基準線。
 
・想定レンジ下限
 ドル円の下値めどは、心理的節目となる102円大台や4月25日の安値101.96円。その下が4月16日の安値101.81円。