【トレードイメージ】ドル/円 休むも相場 

2014年04月28日 18:48

ウクライナ情勢に関して、欧米がロシアに対する追加制裁の実施に向かっている。東西の緊迫感拡大が懸念され、先週末から週明けにかけて円買いが優勢となったが、ドル円の下値は102円ちょうど前後までと限定的。欧米側が穏便な制裁措置しか打ち出せないと見透かされている。管理されたリスクのなかでは円買いに勢いがない。
 今週は日米の金融政策発表、米GDP速報値、米雇用統計など注目イベントが目白押しだ。ドル円は動くに動けない。日本がゴールデンウィーク期間中であることも模様眺めにつながる。急いでポジションを作らなければならないような状況ではなく、売買見送りが妥当だろう。
 本日発表の米中古住宅販売保留件数指数は低下を続けており、前回2月では93.9を記録。これは2011年10月以来の低水準である。米経済は全般的に堅調だが、このところの中古住宅市場だけは例外であり、発表時は念のため警戒を。
 
・想定レンジ上限
 ドル円の上値めどは、102.73円付近で推移する日足一目均衡表・基準線。
 
・想定レンジ下限
 ドル円の下値めどは、先週末安値の101.96円。