【トレードイメージ】ドル/円 ダウ平均や米長期債利回りに注目も、動意限定か
2014年06月03日 19:22
ドル円は102円前半の狭いレンジ内で推移。日経平均が約2カ月ぶりに1万5000円大台を回復するなど、世界の株高を背景にドル円は底固い動きとなっている。また、昨日に2.50%台を回復した米10年債利回りの動きもドル円の下支えとなっている。ただ、欧州中央銀行(ECB)理事会や米雇用統計など、注目イベントを多数控えて、積極的に上値を追う展開にもなりにくい。
本日は米4月製造業受注指数や米6月IBD/TIPP景気楽観度指数の発表が予定されているが、指標結果を受けた動意は限られるだろう。3日続伸で、連日高値更新のダウ平均や戻し気味に推移している米長期債利回りの動きに注目したい。
・想定レンジ上限
ドル円は昨日も超えられなかった102円半ばを攻略できるかが目先のポイントとなりそうだ。102円半ばには、オプション関連オファーを含めた売りが厚い。この水準を超えれば、日足一目均衡表・雲の上限102.67円付近が次のめど。
・想定レンジ下限
ドル円の下値めどは、90日移動平均線の102.21円。その下が日足一目均衡表・転換線の101.92円(基準線も同水準)。