【トレードイメージ】ドル/円 短期反発局面のなかで底堅さを維持できるか
2014年05月28日 19:20
ドル円は101円後半で推移。調整が先行した欧州主要国の株価動向や、独・米の長期金利の低下傾向を嫌う格好で、ロンドン朝方には101.80円まで売られた。前日の米経済指標には底堅さを感じさせる内容があったにも関わらず、米国債は月末需要も背景に買いが優勢となった。リスク選好時のもっとも代表的なパターンとなる株高・債券安(利回り上昇)の流れが確認できなかったことも、ドル円の上値を圧迫している。金利の低下に一服感が生じなければドル円の上値は乏しいままとなりそうだ。本日は注目度の高いイベントもなく、足元の流れを反転させるだけの材料が提供される可能性は低い。ドル円は短期反発局面のなかで、底堅さを維持できるかが焦点となろう。
・想定レンジ上限
上値のめどは前日高値102.15円。超えれば102.25円前後の90日移動平均線が抵抗として意識されよう。
・想定レンジ下限
昨日安値101.73円が短期的な下値めど。割り込めば、21日から前日までの上げ幅の半値押し水準101.48円がサポートとして機能するかを見極める展開が想定される。