【トレード イメージ】ドル/円 FOMC議事録待ちだが、反応あっても一時的か

2015年02月18日 20:06

ドル円は米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録の公表を控えてこう着か。FOMC声明の「忍耐強くなれる」との表現が利上げ開始に向けていつ修正されるのか見極める段階にある。利上げに向けて前進していると判断される内容ならドル買いとなりそうだが、金融市場ではギリシャ問題のテーマ性が引き続き大きく、テーマ性の優劣が今回のFOMC議事録で逆転するとは思えない。ドル相場に反応があっても一時的だろう。
 
 本日発表される米経済指標では、住宅着工件数と建設許可件数は回復基調が引き続き弱い。住宅市場の改善の遅さを確認することになりそうだ。原油安を背景に生産者物価指数(PPI)の総合は弱そうだが、コアの伸びは安定的か。鉱工業生産指数は上昇トレンドを維持し、設備稼働率は高水準で安定している。市場予想から下振れしても懸念は広がりにくい。
 
・想定レンジ上限
 ドル円の上値めどは心理的節目の120円ちょうど付近。
 
・想定レンジ下限
 ドル円の下値めどは昨日安値の118.24円。