【トレード イメージ】ドル/円 イベント控えて様子見、天候要因も鈍さ誘う

2015年01月27日 19:47

ドル円は一時118円割れへ下押したものの下げ渋り、118円前半へ戻している。スイス国立銀行(SNB)が急速に進んだスイスフラン(CHF)買いのスピード調整で介入を行っているとの見方もあってユーロが上昇した影響から、対ユーロでのドル売りが、対円でのドル売りにも波及する場面があった。しかし積極的にドルの下値を売り込むインセンティブもなく、ドル円は下げ渋っている。本日から明日にかけ米連邦公開市場委員会(FOMC)、週末30日に米10-12月期GDP・速報値の発表を控え、動きにくさもある。本日、米東部は暴風雪の影響で、NY市場の動きが緩慢になる可能性が高いことも、為替の動意を鈍らせそうだ。
 
・想定レンジ上限
 引き続き20日高値118.87円が目先の上値のめど。抜ければ119.75円前後へ低下した12月8日からの三角もち合い上限や8日高値119.97円、心理的節目120円を試すことになる。
 
・想定レンジ下限
 ロンドン序盤に下げ渋った際につけた117.85円を下抜けて下落に勢いがつけば、昨日安値117.26円が次の目標。19日に下ひげをつけて下げ渋った水準116.93円も下値のポイントになるか。