東京市場 午後 FOMC議事録待ち、株価連動で小幅上下動

2013年08月21日 15:43

 東京タイム午後の為替相場は、株価動向に連動して上下するも今晩の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録公表を前に積極的な取引は手控えられ、値動きは限られた。FOMC議事録では、9月量的緩和の縮小スタートを示唆したのか、どういう議論がなされたのかが焦点になりそうだ。
 午後のドル円・クロス円はしっかり。前日比100円安水準で軟調推移が続いた日経平均がプラス圏を回復すると、ドル円は97.20円付近から97.68円まで上値を伸ばした。米長期債利回りの上昇もドル円の買い戻しを後押した。また、ユーロ円は131.01円、ポンド円は152.97円、スイスフラン(CHF)円は106.42円まで東京午前の高値を更新した。新興国市場への懸念から弱含んだ資源国通貨も、豪ドル円は88円前半、NZドル円は77円半ば、加ドル円は93円後半まで水準を持ち直した。
 ドルストレートは午前に続き小動き。ドル円の上昇を受けて若干ドル買いが優勢となる場面が見られ、ユーロドルは1.3407ドルまで下押すも1.34ドル大台を割り込むことなく、1.34ドル前半と狭いレンジでの推移が続いた。また、ポンドドルは1.56ドル半ばから後半で推移したほか、豪ドル/ドルは0.90ドル前半、NZドル/ドルは0.79ドル前半で上値の重い動きが継続した。