東京市場 午後 円高基調、日経平均の下落に連動

2013年08月27日 15:44

 東京タイム午後、為替相場は円高基調に。午後に入ってから日経平均が軟調に推移したことに連れて円高基調が強まり、ドル円・クロス円は下げ幅を広げることとなった。また、昨日のNYタイムでも材料視されていたとされる、シリア情勢についても引き続き懸念されていた節があり、リスク回避にともなう円買いという側面が意識された可能性もある。なお本邦証券筋からは「ドル円は99円台でクローズとなれば上抜け、98円台のテクニカル的なサポートを抜けて97円台でクローズすれば下方向へのバイアスがかかりやすい」との声が聞かれていた。
 ドル円・クロス円は下落。日経平均が下げ幅を広げるなかで、ユーロ円は131.06円、ポンド円は152.71円、豪ドル円は87.78円まで下落。またNZドル円も本日安値76.56円を試す動きで、全面安の展開となった。また、ドル円に関してもクロス円の下落につれて、再び98円の大台割れを試す流れとなった。
 ドルストレートも下落。クロス円の下落を受けてドル買い・他通貨売りが強まり、ユーロドルは1.3356ドルまで下落したほか、ポンドドルは1.5561ドル、豪ドル/ドルは0.8945ドル、NZドル/ドルは0.7805ドルまで売られた。また、ドル/加ドルも1.0532加ドルまで加ドル売りが進んだ。