東京市場 午後 円買い一服もドル円99円後半で軟調、日経は一段安

2013年09月06日 15:35

 東京タイム午後は、午前に見られた米8月雇用統計を控えたポジション調整の動きは緩和したが、ドル円・クロス円はともに上値の重い展開が続いた。ドル円は99.69円まで安値をわずかに更新するなど、99円後半で軟調な推移が続いた。後場の日経平均が前日比で200円を超える下げ幅を示現して一段安となったことや、2020年の夏季五輪開催都市に関する調査で、マドリードが優位に立ったと一部が報道したこともドル円の戻りを鈍くした。ただ、米10年債利回りが、時間外取引で2011年7月以来の3%台まで上昇するなど、米金利の堅調地合いが続いていることは下支えとなり、ドル円の底堅さは継続した。クロス円はドル円の動きに連動する格好で、上値は重かったが値動きは限られた。豪ドル円は90.98円、NZドル円は78.84円まで下値を広げ、ユーロ円は131円前後、ポンド円は155円後半で推移した。
 ドルストレートは小動き。市場の関心がNYタイムの米8月雇用統計に向いており、様子見ムードが広がるなかで動意は鈍かった。ユーロドルは1.31ドル前半でもみ合い、90日・200日移動平均線が位置する1.3145ドル付近を下回った水準での動きが続いた。また、ポンドドルは1.56ドル付近、豪ドル/ドルは0.91ドル前半、NZドル/ドルは0.79ドル前半を中心に狭いレンジ内で上下した。