東京市場 午後 円相場、調整の調整で円売り優勢

2013年09月13日 15:25

 東京タイム午後の為替市場では円売りが優勢。昨日の海外市場まで調整の円買いが続いていたが、ドル円やクロス円には下げ一服感もあり、反発の動きが続いている。ドル円は99.98円、ユーロ円は132.65円、ポンド円は157.78円、加ドル円は96.71円まで円売りが再開されている。一時100円超の下げ幅となった日経平均株価もプラス転換して取引を終了した。米長期債利回りの上昇再開もドル円をサポート。ただ、来週の米連邦公開市場委員会(FOMC)を控えた段階での上下動である。
 一部ではオバマ米大統領がサマーズ氏の米連邦準備理事会(FRB)議長指名に向けて最終調整に入ったとの報道もあるが、本邦メディアが伝えていることもあって、真に受けて手がかりにしにくい。ただ、米株価先物は嫌気しているようだ。なお、同報道によるとFRB副議長にはブレイナード米財務次官が起用されるもよう。
 ユーロドルは1.3264ドル、ポンドドルは1.5777ドルまで弱含み。対円でのドル高が波及している。豪ドル/ドルは0.9223ドル、NZドル/ドルは0.8095ドルまで水準を切り下げた。NZドル/ドルはNZ準備銀行(RBNZ)の声明発表後の上げ幅を帳消しにしつつある。豪ドル/ドルは弱い豪雇用統計を消化し尽くしていない印象も。