東京市場 午前はリスク回避の円高の動き、米財政協議に進展なく
2013年10月07日 12:22
週明け7日の東京市場午前の取引は、株安・円高とリスク回避の動き。週末に進展が期待された米財政協議だが、週明けにかけて依然としてこう着状況を抜け出せないことが市場のムードを重くしている。
無条件での法案通過を求めるオバマ大統領に対して、ベイナー米下院議長は、われわれが他条項を含まない債務上限法案を通過させることはない、と述べている。また、ルー米財務長官は、米政府に債務を支払う十分な資金がなければ、米国がデフォルトになることを回避する選択肢はない、などとしており、事態打開に向けての具体的な進展は見られない状況となっている。
週明けのオセアニア市場でドル円は97.40-45レベルから97.20近辺に水準を下げて取引を開始。その後しばらくもみ合いが続いたが、寄り付き小高く始まった日経平均が下げに転じると下げ幅を150円超へと拡大する動きに、ドル円も97.02近辺まで下押しされた。クロス円も円高の動きが優勢で、ユーロ円は132円挟みから131.60台、豪ドル円は91円台後半から91.40台へと水準を下げている。