東京市場 午前 円売り先行も緩む、ドル円反落でドル売りの動きも

2013年08月19日 12:09

週明けの東京タイム午前は朝方から円売りが先行した。お盆休み明けで、市場参加者の本格的な復帰が見込まれるなか、本邦7月貿易収支で予想以上の赤字拡大が確認されたこともあり、ドル円・クロス円は日経平均の高寄りにも影響を受けながら仲値にかけて上昇した。ただ、その後は朝方から続いた円売りに巻き戻しが強まってドル円は反落。ドル円の下落で全体的にドル売りが強まる場面もあった。本邦貿易収支は1兆240億円の赤字で、市場予想の7335億よりも赤字が拡大。輸出は5カ月連続で増加したが、輸入が前年比で大幅に増加しており収支を圧迫した。
 ドル円は先週末高値を上回る97.85円へじりじりと上昇後、97.36円まで短時間で下落した。仲値を通過したことで下支えの一角がはく落したことや、上値が重くなった日経平均の動きにも影響を受けた。クロス円も買い先行後に反落に転じ、ユーロ円は130.41円から129.87円へ、ポンド円は152.90円から152.23円まで上下動した。本邦勢の復帰で、円相場にも取引に厚みが出ると予想されたが、夏季休暇中と同様に株価に影響を受けた軽い値動きだった。
 ドル円の反落でドル売りにも傾き、序盤から底堅く推移していた豪ドル/ドルは0.9233ドルまで、NZドル/ドルは0.8131ドルまで上値を伸ばすなどオセアニア通貨の上昇が目立つ展開。豪ドル円は90.05円、NZドル円は79.43円まで買い進まれ、ドル円が反落した局面でも下押しは浅め。一方でユーロドルやポンドドルはドル円の上下に影響を受けながらも、前週末の引け値水準を引き継いだ上下にとどまった。
 午後も、株式・債券市場の動向が主導した値動きの軽い時間帯が続くことを念頭に置いて臨みたいが、本日は欧米市場を通じて注目されるイベントや指標の発表がなく、動きが鈍くなっていくことが見込まれる。材料がないことで、米長期金利などに調整が持ち込まれる可能性はありえるものの、ドル円は新たな動意材料が現れるまでは、97円台をベースにしたレンジ推移が続くと想定したい。