東京市場 午前 ドル円98円後半、日経平均は先週末大引け挟んで上下
週明けの東京タイム午前の為替相場は、値動きが乏しく先週末終値水準を中心に小動きが続いた。注目イベントもなく、日・中の株価も小幅上下動にとどまり、為替相場への影響は限られた。ドル円は、オセアニアタイムに先週末NY市場でのドル売りの流れを引き継ぎ、取引の薄いなか一時98.17円まで下落した。その後は買い戻しが先行し、日経平均の続伸スタートになると98.85円まで上昇したが、日経平均が先週末比でマイナス圏に転じるなど伸び悩み、ドル円は上値を伸ばせず先週末終値水準を中心に小動きが続いた。ユーロ円は132.30円を高値に132円前半、ポンド円は154円ちょうどを高値に153円後半で推移したほか、豪ドル円は89円前半での小動きとなった。また、ユーロドルは1.33ドル後半、ポンドドルは1.55ドル後半、豪ドル/ドルは0.90ドル前半の狭いレンジ内で推移。
東京タイム早朝に発表されたNZ7月貿易収支は7.74億NZドルの赤字で、市場予想を上回る赤字額となった。この結果を受けてNZドルは上値が重くなるも値動きは限られ、NZドル/ドルは0.78ドル前半、NZドル円は77円前後での動きとなった。
東京タイム午後も、ドル円は98円台での推移が続くか。手がかりになりそうな材料も乏しく、日中株価の動向を睨みながらの展開となるだろう。米量的緩和の縮小時期に関しては、先週末の米7月新築住宅販売件数の大幅減少を受けて9月縮小観測はやや後退している。米量的緩和の縮小時期をめぐり、米経済指標の結果による一喜一憂の状況が続きそうだ。本日のNYタイムでは、米7月耐久財受注や米8月ダラス連銀製造業活動指数の発表が予定されている