本日の見通し(為替) 米QEめぐる思惑再燃で、ドル円には下値リスク

2013年07月26日 08:06

NYタイムではドル売りが優勢となった。米6月耐久財受注は市場予想を大きく上回ったが、米新規失業保険申請件数が予想より悪化したことで、指標結果を受けての動意は限られたが、、米ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)紙が「米連邦準備制度理事会(FRB)が長期間の低金利維持を示すためにフォワードガイダンスの変更を議論する可能性」と報じたことがドル売りにつながった。ドル円は98.87円まで下落したほか、ユーロドルは1.3296ドル、ポンドドルは1.5436ドルまで上値を伸ばした。資源国通貨も上昇し、豪ドル/ドルは0.9282ドル、NZドル/ドルは0.8107ドルを示現した。

ドル円は上値重いか。昨日のドル円は、FRBがフォワードガイダンスの変更を議論する可能性があるとのWSJ紙の報道をきっかけに、16日以来の99円割れとなる98.87円まで下落した。100円半ばの水準を超えられなかったことも嫌気されたほか、対ドルで主要通貨が買い戻されていることもドル円の上値を重くしている。ドル円は99円前半まで水準を戻しているが、一服していた米量的緩和(QE)の縮小をめぐる思惑がドルの圧迫材料となっているなかで、日中の株価動向次第では再び下値を試す展開が予想される。ただ、来週に米4-6月期国内総生産(GDP)や同7月雇用統計、米連邦公開市場委員会(FOMC)を控えていることもあり、ドル円の大幅下落は考えにくいか。東京タイムでは、本邦6月全国消費者物価指数の発表が予定されている。前年比で0.3%増と、2012年4月以来の増加が予想されているが、日銀が掲げる「物価上昇率2%目標」につながる結果になるか注目したい。