本日の見通し(為替) 本邦勢の復帰後の動き出しを見極めへ

2013年08月19日 08:11

 先週末16日のNYタイムでは、米住宅指標や消費者信頼感指数が市場予想を下回ったことでドルが売られ、ドル円は97.20円近辺まで下押しが先行したが、米長期金利の上昇にも助けられて水準を回復。一方でユーロドルは1.3380ドルまで上昇後、ドルが買い戻されたことで1.33ドル前半へ失速した。そのほかでは、コンセンサスを下回る指標結果が並んだ加ドルに、対ドル・対円で売りが目立った。
 本日より、夏季休暇明けで東京市場には多くの市場参加者が戻ってくることから、為替・株式ともに、取引に厚みが出ることが予想される。まずは金融市場全般の動き出しを注視したい。ドル円に関しては、先週1週間のレンジ半ば付近で週の取引を開始させているが、休暇入り直前に推移していた96円前半からは1円ほどの円安水準であることから、上昇局面ではそれなりに売りが持ち込まれる可能性もありそうだ。最近の株式市場、特に米国株の重い動きは為替にとってもやや気掛かりであり、東京タイムで地合いが引き継がれれば、ドル円やクロス円の上値を圧迫する要因ともなり得よう。ただし、米金融政策の調整が来月に実施されるとの見方が高まるなか、米長期金利が2.8%台まで上昇していることは金利差の観点からもドル円の下支え。まずは97円台を軸に方向感を見極めたい。