本日の見通し(為替) 早朝のドル安、東京勢不在のなかで継続するのか
2013年09月16日 08:07
週末13日のNYタイムは、弱い米8月小売売上高や同9月ミシガン大学消費者信頼感指数の結果を背景にドル売りが優勢。米連邦公開市場委員会(FOMC)を控えて調整色の強い動きとなった。ドル円は米10年債利回りの低下も背景に99.19円までドル売り・円買いで推移。一方でユーロドルは1.3322ドル、ポンドドルは1.5885ドル、豪ドル/ドルは0.9277ドル、NZドル/ドルは0.8171ドルまで上昇した。 週明けのオセアニア市場では、早朝からドル安地合いが強まっている。先週のドル売りを引き継いだほか、次期米連邦準備理事会(FRB)議長の最有力候補とされていたサマーズ元米財務長官が、自身を人事から除外するように要請し、オバマ米大統領がこれを承認したことが伝わったためだ。サマーズ氏の起用に関しては民主党内から根強い反発の意見が聞かれていたことで、バーナンキ議長の後継者選びが難攻することは予想されていたものの、突然の報道だったことと週明けの薄商いが影響し、ドル円は2日以来の安値となる98.45円まで下げが先行した。対ドルでもドル安が進んでおり、ユーロドルが1.3379ドルまで上昇するなど、直近のレンジをブレイクしている。本日は東京市場が休場のため、ドル円は本邦勢が不在のなかで朝方のギャップをどこまで埋めきるかが焦点となりそう。