本日の見通し(為替) 中長期的なドル高見通しでドル円は買い場探し

2013年07月18日 08:38

 NYタイムではバーナンキFRB議長の議会証言や弱い米住宅着工件数・建設許可件数を受けてドル売りとなった後、値動きが一巡するとドル買いが入った。 ただ、ドル買いも続かず、米金融政策に対する見方をめぐってドルが上下を続けた。ドル円は弱い米住宅関連指標やバーナンキFRB議長の証言原稿を受けて 99.04円まで下落後、99.96円まで反発し、やや荒っぽい展開に。ただ、上値も伸びず、99円半ばで値動きが落ち着いた。ユーロドルは1.3180 ドルまでドル安推移する場面もあったが、その後は1.3083ドルまで反落。終盤にかけては1.31ドル前半で上下した。
バーナンキ米連邦準備制 度理事会(FRB)議長の議会証言は、先日10日の講演内容と同様の見解があったことで、市場からはややハト派寄りなトーンと受け止められたようだ。しか し、経済状況にあわせながらも年内の債券購入ペースの縮小、2014年半ばの終了をベースに、高度に緩和的な政策を予見可能な将来において維持すると明確 化。先月19日のFOMC後の講演から、公の場での発言は4回目だったが、これまでの内容を織り込みながらバランスを取ったことで、市場に安心感を与えた といえよう。結果的にドルは落とし所を探る格好で上下し、はっきりとした方向性を得ることはなかった。本日も議長は上院銀行委員会での証言を行うが、初日 の内容を踏襲するのが慣例となっていることから注目度は低いだろう。東京タイムでは株価動向を眺めながらフロー主体の取引が優勢になると思われる。年内の 量的緩和(QE)縮小開始をメインシナリオに、ドルの先高感は強いと思われ、各通貨が中長期的な視点に立ったポジションメイクを模索する期間になることも 想定される。ドル円は日米の金利差にも着目しながら買い場を見極める展開か。そのほか、東京タイムでは豪4-6月期NAB企業信頼感指数の発表が予定され ている。昨日、豪統計局は過去数年の建設関連データを大幅に上方修正した。これにより今年の豪成長率が0.5ポイント押し上げられるとの試算もあり、投資 ブームが衰退するなかでデータの修正が豪経済に好影響を与えることが期待されている。こうした材料も下支えとなり、本日の景況感がポジティブな内容となれ ば豪ドルが堅調な推移となることも考えられそうだ。