本日の見通し(為替) ドル円下値模索警戒、97円半ば維持できるか

2013年08月07日 08:05

 NYタイムは、ドル安・円高。好調な英国やユーロ圏の経済指標から欧州の景気回復に対する期待感が強まった一方で、米IBD/TIPP景気楽観度指数が45.1と3カ月ぶりの低水準となるなど、欧米の景況感のコントラストが意識されたことが背景。米金利の上昇が一服したこともドルの重しとなった。ドル円は97.50円と6月26日以来の安値水準をつけた。一方で、ユーロドルは堅調。IMFが2014年の独成長率見通しを従来の+1.3%から+1.4%に上方修正したことも好感され、1.3324ドルまで上昇した。また、ポンドドルは1.5394ドル、NZドル/ドルは0.7918ドルまで上値を広げた。クロス円は、ユーロ円が130円割れまで押し戻されるなど、上値の重い展開となった。
 本日も、ドル円は上値の重い動きが続くことが予想される。先週末の米雇用統計の結果を受けて100円復帰が遠のいたドル円は、一段の調整を強いられる可能性もありそうだ。昨日に下げ止まった97.50円を維持できるかが一つのポイントになるだろう。テクニカル指標でも、日足一目均衡表はローソク足が雲の下限を下抜け、三役陰転となり売りシグナルが点灯と、下押し警戒感が強まっている。今週に入って、手がかりになりそうな新規材料も乏しく、株価の動向を眺めながらの展開が続きそうだ。明日は、本日から始まる日銀金融政策決定会合の結果公表が予定されている。ただ、足もとの経済が見通し通りに回復していると判断し、金融政策の現状維持が決定される見込みで、「日銀金融政策決定会合待ち」との雰囲気にはなりにくいと思われる。