本日の見通し(株式) 米主要指数の高値更新で強気ムード 円高による押し目は買い意欲旺盛か

2013年08月05日 08:12

 東京市場は円高を受けて売り優勢のスタートが予想されるが、トヨタなどの好決算を受けて押し目買い意欲は旺盛だろう。売買代金の増加は見込みづらいが、米雇用統計が波乱なく通過したことや米主要指数の高値更新などを背景に、好決算銘柄への物色にも広がりが出てくる公算が大きい。
 今週は8/8の中国7月貿易収支、8/9の中国7月消費者物価、鉱工業生産、小売売上高、などが発表される。先週発表された7月PMIが好感材料となっただけに注目度は高い。8/9は8月限オプションSQ(特別清算指数)算出日でもある。SQ通過後は来週の展開に向けて大きなヤマ場になるだろう。

 日経平均の予想レンジは14280円-14630円。一目均衡表の転換線(14216円→14182円)が下げる影響などで、25日線(14285円)まで下押す展開が予想されるが、5日線(13934円)の強い上昇を背景に売り一巡後は前日終値を意識してもみ合いが予想される。14500円以上からは戻り待ちの売りが強まる可能性が高い反面、7/18高値(14808円)を上回ることができれば、早期に5/22高値更新につながる公算が大きい。
 5/23高値(取引時間ベース)を起点に7/19高値を通る右下がりの上値抵抗線と、6/13安値を起点に直近安値を通る下値支持線との間で推移する動きなども、想定される一つのパターンだ。両線が収れんするのは8月最終週に雲のネジレ(基調に変化が生じやすい)が発生するタイミングに近い。

 2日のNY株式市場でダウ平均は30.34ドル高の15658.36ドルで終了した。7月の雇用統計で非農業部門雇用者数が予想を下回り一時69.34ドル安まで下落したが、当局による金融緩和継続の正当な理由になるとの見方が広がり、下値では押し目買いが優勢となった。
NASDAQは前日比13.84ポイント高、S&P500は2.80ポイント高の1709.67ポイントで終了。円建てのCME225先物は先週末の大証日中終値と比べ160円安の14320円、ドル建ては125円安の14355円で終えた。