本日の見通し(株式) 欧米株に対する出遅れ感が主力株を下支え、小型株への高揚感続くも建設は上げ一服か

2013年09月18日 08:08

 東京市場はもみ合いが予想される。日本時間で19日早朝に発表される米FOMCの結果を前に、主力株には売買手控え姿勢が継続。中秋節を前に調整色を強める中国株なども、上値の重荷となる公算が高い。一方、9月末の配当権利取りの動きが予想されるほか、先高期待が強い欧米株式市場のムードから下げる場面があっても限定的にとどまるだろう。小型株への高揚感は続くが、建設株への上げ一服には注意か。
 日経平均株価の予想レンジは14200円-14440円。5日線が上昇一服となるなか、転換線(14197円)処で下げ渋れるかが注目される。一目均衡表では遅行線が当時の基準線(14191円)~抵抗帯上限(14179円)と接する水準でもあり、目先的なサポート力が試されるところだ。上値メドは14680円前後、7/19高値14953円~15000円が考えられる。

 17日のNY株式市場は堅調。ダウ平均は前日比34.95ドル高の15529.73ドルで終了した。FOMC声明や経済予測の発表を前に積極的に買われる動きはみられなかったものの、堅調な米9月NAHB住宅市場指数の結果を背景にレナーやKBホームなど、住宅建設株の一角に買いが入った。
 NASDAQは前日比27.85ポイント高、S&P500は7.16ポイント高で終了。円建てのCME225先物は昨日の大証日中終値と比べ120円高の14400円、ドル建ては215円高の14495円で終えた。