本日の見通し(株式) 円高受け売り先行 一巡後は買い戻しも

2013年10月08日 08:04

 東京市場は続落か。為替のドル円が96円台に入るなど円高が進行したことを受け、売りが先行するとみられる。ただ、米株安については週末に財政協議に進展がなかったことが嫌気された形で、日本株はある程度織り込み済み。売り一巡後は下げ幅を広げる展開にはなりづらいだろう。本格反発のきっかけが見えず、上値は重いと考えられるが、日経平均株価が五輪相場前の状態に戻り、行って来いが実現した水準ではいったん買い戻しも入りやすい。日経平均株価の予想レンジは13750-13850円。一目均衡表では雲の下限(13724.92円)が意識される。
 
 7日のNY株式相場は大幅下落。米財政協議で進展がみられないことから、米債務問題に対する警戒感が相場の重しとなった。ダウ工業株30種平均は前営業日比136.34ドル安の14936.24ドルで終了した。NASDAQは前営業日比37.38ポイント安の3770.38ポイント、S&P500は同14.38ポイント安の1676.12ポイントで引けた。