本日の見通し(株式) 予想レンジは13300-13500円 米株反発期待を織り込めるかはアジア株次第
2013年08月21日 08:17
東京市場はもみ合いか。ダウ平均以外の米主要指数が反発したことで買い戻しも意識されやすく、円高一服やアジア株の上昇が確認できれば反発基調を強める場面もあるだろう。一方、FOMC議事要旨の発表を前に(7/30~31開催分)手控えムードが広がる公算が高く、外部環境の悪化で売られることがなければ、終日値動きの乏しい展開が予想される。
日経平均株価の予想レンジは13300円-13500円。テクニカル面では7/19高値からの目先の下落トレンドが続いていることが確認された。短期的な下値の目安は、4/2安値を起点に6/13安値を通る下値支持線上。おおむね、6月相場でもみ合ったレンジ中値付近の13000円どころとなる。週足では26週線(13525円)を若干下回った。週間終値ベースで同線上を意識できるかが焦点となる。一目均衡表では、順調であれば来週は転換線(13855円)の強い上昇が見込まれるため、今週は基準線(13598円)をサポートに転換線を上回っておきたい局面である。
20日のダウ平均は前日比7.75ドル安の15002.99ドルで終了した。米10年債利回りの上昇一服を好感した一方、ゴールドマン・サックス・グループによるオプション取引に絡む損失報道が売り圧力を強める格好となった。
NASDAQは前日比24.50ポイント高、S&P500は6.29ポイント高で終了。円建てのCME225先物は昨日の大証日中終値と比べ5円安の13405円、ドル建ては5円高の13415円で終えた。