本日の見通し(株式) ダウの下げで売り先行も下げ渋れば短期筋は買い戻しへ 中国PMIがポイント
2013年08月22日 08:32
東京市場はもみ合いか。6日続落のダウ平均に対する警戒感から、序盤は売り圧力が強まる場面が想定される。売り一巡後は買い戻しが予想されるが、手掛かり材料に乏しくリバウンド狙いの買いも限定的だろう。10時45分ごろ発表予定の中国8月のHSBC製造業PMIを受けて、CTA(商品投資顧問業者)などの動きが活発化する場面もありそうだ。
日経平均の予想レンジは13200円-13450円。当面は5/23高値を起点に7/19高値を通る上値抵抗線と、4/2安値を起点に6月安値付近を通る2つの下値支持線とで三角もち合いがイメージできる。きのうは2つの下値支持線のうちのひとつに到達した。13000円処(8/21現在)を通過するもうひとつの下値支持線までの押しを想定しながらも、4/2安値~6/13安値までの「50日」の日柄が対等する、きょうで売りが一巡するかが注目どころだ。
21日のダウ平均は前日比105.44ドル安の14897.55ドルで終了した。FOMC議事録では現行の量的緩和政策縮小に関する明確な時期について手掛かりは示されなかったものの、年内縮小に関してはおおむね支持されたことが明らかになった。議事録公表後に一時122.15ドル安まで下落するも、一転16.71ドル高まで上昇するなど乱高下したが、引けにかけて再びマイナス圏に押し戻された。
NASDAQは前日比13.80ポイント安、S&P500は9.55ポイント安で終了。円建てのCME225先物は昨日の大証日中終値と比べ95円安の13305円、ドル建ては85円安の13315円で終えた。