日経平均寄与度ランキング(午前) ファーストリテイ、ソフトバンク、ファナックが値上がり寄与度上位に並ぶ
ファーストリテイ、ソフトバンク、ファナックが値上がり寄与度上位に並ぶ
2013年08月02日
*11:51JST
2日前引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり189銘柄、値下がり26銘柄、変わらず10銘柄となった。
日経平均は続伸。197.25円高の14203.02円(出来高概算14億株)で取引を終えた。1日の米国株式相場はNYダウが史上最高値を更新。7月ISM製造業景況指数が予想を上回ったことが投資家心理の改善につながった。シカゴ日経225先物清算値は大証比130円高の14180円であり、日経平均はこれにサヤ寄せする格好。また、為替市場では円相場が円安に振れていたことも買い安心感につながった。セクターでは保険、海運、倉庫運輸、不動産、証券などが強い。東証1部の騰落銘柄は、値上がり数が全体の7割を占めている。
指数インパクトの大きいファーストリテイ<9983>、ソフトバンク<9984>、ファナック<6954>が値上がり寄与度上位に並ぶ。また、円安を好感して、トヨタ<7203>、ホンダ
<7267>など自動車株がランクイン。その他、連結純利益が1000億円にのる見通しのスズキ<7269>が寄与度7位に。
一方で、4-6月期営業益が市場予想を下回った京セラ<6971>、テルモ<4543>が値下がり寄与度上位に。また、4-6月期の決算が減収・大幅減益となったコナミ<9766>は寄与度3位。その他、医薬品株でアステラス製薬<4503>、第一三共<4568>がランクイン。
*11:30現在
日経平均株価 14203.02(+197.25)
値上がり銘柄数 189(寄与度+226.23)
値下がり銘柄数 26(寄与度-28.98)
変わらず銘柄数 10
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
<9983> ファーストリテイ 35150 950 +38.04
<9984> ソフトバンク 6790 120 +14.41
<6954> ファナック 15770 290 +11.61
<9433> KDDI 5560 110 +8.81
<9735> セコム 5710 170 +6.81
<2502> アサヒ 2643 120 +4.80
<7269> スズキ 2543 115 +4.60
<7267> ホンダ 3660 55 +4.40
<7203> トヨタ 6330 110 +4.40
<8830> 住友不 4350 100 +4.00
<8035> 東エレク 4505 85 +3.40
<7751> キヤノン 3150 55 +3.30
<4063> 信越化 6410 80 +3.20
<9064> ヤマトHD 2206 74 +2.96
<5108> ブリヂストン 3665 70 +2.80
<6902> デンソー 4710 70 +2.80
<7205> 日野自 1583 68 +2.72
<6857> アドテスト 1326 33 +2.64
<6762> TDK 3605 65 +2.60
<2282> 日本ハム 1491 62 +2.48
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
<6971> 京セラ 9890 -460 -18.42
<4503> アステラス薬 5280 -60 -2.40
<9766> コナミ 2202 -47 -1.88
<4543> テルモ 5070 -30 -1.20
<6301> コマツ 2185 -24 -0.96
<7731> ニコン 2031 -18 -0.72
<4568> 第一三共 1621 -15 -0.60
<3405> クラレ 1231 -11 -0.44
<6703> 沖電気 182 -10 -0.40
<6366> 千代建 1158 -8 -0.32
<6501> 日立 661 -6 -0.24
<6302> 住友重 433 -6 -0.24
<5715> 古河機 202 -5 -0.20
<8304> あおぞら 298 -4 -0.16
<5711> 三菱マ 351 -3 -0.12
<5020> JX 542 -3 -0.12
<7012> 川重 369 -3 -0.12
<7912> 大日印 903 -3 -0.12
<5401> 日鉄住金 299 -2 -0.08
<3086> Jフロント 810 -1 -0.04
[先物OP市場ウォッチ]
米雇用統計を控え、25日線レベルでのもみ合いか:見通し
*08:08JST
8月1日の225先物は前日比450円高の14050円で取引を終了。米FOMCを無事に通過したことから過度な警戒感が後退し買戻し優勢で取引を開始。アジア株の上昇や、為替の円安基調などを受けて上げ幅を拡大、14000円台で取引を終えた。米国株式相場は上昇。ダウ平均は128.48ドル高の15628.02、ナスダックは49.37ポイント高の3675.74で取引を終了した。連銀の9月会合での緩和策縮小観測がやや後退する中、予想を上回る7月ISM製造業景況指数および中国7月製造業PMI、ドラギECB総裁の「域内経済の最悪期は脱した」発言など、国内外で投資家心理改善に繋がる好材料が相次ぎ、終日買いが優勢となった。
円建てCME先物の清算値は前日の大証終値比130円高の14180円。為替市場では、ドル・円は99円50銭台、ユーロ・円は131円40銭台と円安に転換(日本時間8時00分時点)。週内にレンジ上限だった14000円手前を昨日上抜き、円建てCME先物の清算値はこの水準を上放れる格好に。本日も昨日同様、取引時間中の一段高を期待したいところだが、米雇用統計の発表が控えている状況下、25日線(14233円)が上値抵抗ラインとなりそうな気配だ。また、一目均衡表の雲上限も14180円に控えていることから、この水準で膠着感が強まる可能性も高い。
投資家の心理状態を表す日経VI(ボラティリティ・インデックス)は、前日比-1.07の27.60と低下。225先物はじり高となったものの、突発的な反発ではなかったことで
オプション市場はさほど目立った動きは観測されなかった。本日、14200円レベルを挟んだ水準で膠着となれば、日経VIは一段安となる可能性もあり市場にはポジティブなニュースに。なお、来週末、権利行使価格が変更となって初のSQを迎えることからオプションの価格、建玉動向には注意が必要な状況だ。本日の上値メドは14300円、下値メドは14100円とする。
*09:11JST
225先物は前日比140円高の14190円で取引を開始。外部環境の好転を受けて買い優勢
の展開となっている。日足の一目均衡表の雲上限レベルに達しており突破を試す格好
に。ただ、米雇用統計の発表を控えていることで、25日線(14269円)レベルなどが
上値抵抗ラインとなるとの見方も。
*10:00JST
225先物は前日比200円高の14250円まで上げ幅を拡大。日足の一目均衡表の雲上限
(14180円)を突破、25日線(14271円)に迫る動きに。