ロンドン市場 為替市場は様子見、材料なければ円には買い戻しも

2013年09月11日 16:31

ドル円は100.35円前後、ユーロドルは1.3250ドル台、ユーロ円は133円近辺で落ち着いた値動き。欧州序盤に円相場に利益確定の動きが入ったが、ユーロ円は安値を132.87円までにとどめるなど下値はわずかだった。欧州株の動意も乏しく、全体的に様子見ムードも漂い始めた。新規の手がかりに欠け、シリア情勢への緊迫感も一服しており各通貨の方向感は限定的とならざるを得ない状況だ。来週の米連邦公開市場委員会(FOMC)に向けて米金融政策に対する思惑を少しずつ高めていきそうな気配もあるが、イベントを前に金融当局者からの発言も控えられることからまだフローが強まることもないだろう。次の一手を模索する時間帯に突入したようだが、材料が見当たらなければ円に調整圧力が高まっていく可能性もありそうだ。