ロンドン市場 為替は極度の小動き、テーマの喪失感強い
2013年09月20日 17:25
ロンドン序盤の為替市場は小動きが続いている。ドル円は99.30円付近で横ばい。ユーロドルは1.3518ドル、ユーロ円は134.16円まで小幅に緩んだが値動きは大きくない。
米連邦公開市場委員会(FOMC)の通過後、米量的緩和(QE)の縮小開始が先送りされたことで、米金融当局者の極度の慎重さがあらためて認識され一時はドル売りに傾いたが、縮小開始に向かっていることは否定できず、ドル売りのテーマとして拡大しにくい。同様に、米景気刺激策の延長による株高・円安が熱を帯びても限度はある。主要国の景気回復とそれに伴った金融当局者の景気認識の変化や金融刺激策の調整が大枠でのテーマではあるが、米国で緩和縮小が見送られたことで視線が集まるテーマが一時的に喪失してしまった印象は強い。