ロンドン市場 手がかりあるが、プレイヤーは短期筋などごく一部

2013年08月06日 20:59

 ロンドン午前の為替市場では、英国や欧州の強い経済指標を受けてユーロやポンドに買いが入った。本日は英鉱工業生産や独製造業受注といったハードデータの改善が確認されている。先行性のあるPMIなどソフトデータが上向いているなかで、ハードデータも追いついてきたような印象だ。伊GDPは前期比ベースで8四半期連続の縮小となったが、市場予想よりは強かった。ただ、強い英国や欧州の経済指標をきっかけとした、短期筋のエントリーとクローズがそのまま値動きに反映されているような展開で、方向感は乏しかった。夏季休暇シーズンであるため、流動性低下が現れているようだ。ドル円やクロス円も日経平均の動向を眺めて振幅しただけで、腰の座った資金の姿は見えなかった。
 ユーロドルは独や伊の経済指標が強かったことで、1.3298ドルまで強含んだ。ただ、本日ここまでの値幅は50p程度と狭く、経済指標の改善が多くのプレイヤーを惹きつけるような展開ではない。ポンドドルも強い英鉱工業生産で1.5394ドルまで買われたが、打ち上げ花火のように動意が消えるのも早かった。
 ドル円は東京株式市場で日経平均が高値引けとなった余韻から98.59円まで上昇後、98円ちょうど付近まで押し戻された。夜間取引で大証日経平均先物が90円安の14310円まで軟化したことが手がかり。ユーロ円は130.73円まで反発した後、130円前半へと失速。ポンド円は強い英鉱工業生産を受けて151.45円の高値をつけたが、足元では150円後半で伸び悩んでいる。
 豪ドル/ドルは0.9008ドルまで上げ幅を拡大。豪準備銀行(RBA)理事会後の豪ドル買い戻しが継続した。NZドル/ドルも0.7893ドルまで堅調に推移しており、欧州通貨のように値動きに軽さはなかった。