ロンドン市場 午前為替概況 ドル売り一巡、日銀総裁の発言も材料視されず

2013年07月11日 20:44

 ロンドンタイム午前、為替相場は小動き。昨日のバーナンキ米連邦準備制度理事会(FRB)議長の講演を受けた米量的緩和(QE)縮小観測の後退をきっかけとしたドル安も落ち着き、欧州タイムに入ってからの為替相場は比較的落ち着いた動きとなった。東京タイムでのドル急落である程度の動意が見られたこと、欧州タイムに主要経済指標の発表も乏しく、材料出尽くしによる一服感があることも相場の動意を鈍らせていたもよう。本邦サイドの材料としては、日銀政策決定会合での現状維持の金融政策発表を経て、黒田日銀総裁の記者会見が実施されたが、「わが国の景気は緩やかに回復しつつある」との内容が示される程度で、新たな緩和策といった踏み込んだ内容は示されなかった。ただ、こうした内容については市場も想定内であり為替相場の動きに特段影響を与えるような材料とはならなかった。
 ドルはやや買い戻しが見られる。東京タイム朝方に急激に進んだドル安の反動もあって、ドル円・ドルストレートではドルを買い戻す動きがみられ、ドル円は98.20円を安値に99円半ばまで持ち直したほか、ドルストレートでは、ユーロドルが1.30ドル前半、ポンドドルは1.51ドルを割り込む水準まで下押した。資源国通貨は、豪ドル/ドルは0.92ドル前半、NZドル/ドルは0.78ドル半ば、ドル/加ドルは1.03加ドル後半で推移し、ドル安の修正とみられる動きが随所にみられた。
 クロス円は徐々に底堅さを示す展開。ドル円の上昇とドルストレートのドル買い・他通貨売りに挟まれて動きには鈍さもみられたが、クロス円は売りが先行した後はドル円の上昇に沿って戻りを試し、ユーロ円は129円半ば、ポンド円は150円の大台を回復させた。資源国通貨の上値は基本的に重かったが、豪ドル円は91円半ば、NZドル円は78円前半で推移した