ロンドン市場 午前 ユーロ圏PMI改善 ユーロ上昇

2013年07月24日 21:08

 ロンドン午前は、PMI改善を受け、ユーロが上昇した。ユーロドルは一時1.3256ドル、ユーロ円は円売りの流れも後押しに5月23日以来の高値132.61円まで上伸した。ユーロ圏7月総合PMI・速報値は50.4に。各国のPMIにも、強弱の分かれ目50を超えるものが多く見られた。
 ドル円も、円売りの動きや、市場のリスク許容度の改善を受けた米債金利の上昇から、昨日高値100.19円に迫る100.17円まで上昇した。当初は対ユーロを中心としたドルの弱含みが重しとなっていたようだが、ユーロドルの上昇が一服すると水準を上げた。
 ポンドは対ドルで1.5391ドルまで上昇後に下落。対円でも153.91円まで上値を伸ばした後に反落した。ユーロ買いの勢いが鮮明となったことから、対ユーロでのポンド売りが重しとなった。また、米大手金融機関が次回の英MPCで利下げが行われる可能性も低くはないと指摘したことが一因となったようだ。ポンドドルは1.5336ドルまで下落し、ポンド円も153円半ばへ反落した。
 オセアニア通貨は対ユーロでのオセアニア通貨売りが重しとなり軟調だった。豪ドル/ドルは0.9182ドル、NZドル/ドルは0.7938ドル、豪ドル円は91.92円へ下落。NZドル円も79.40円近辺へ下押し上値が重かった。