ロンドン午前 ロンドン休場、為替は方向感なく推移
ロンドンタイム午前、為替は方向感なく推移。本日はロンドン市場がサマーバンクホリデーで休場のため市場参加者も細っているほか、経済指標などの材料も乏しいとあって、欧州勢の参入後にやや動意づく場面こそみられたものの、方向感には乏しかった。今週はこの後発表される米7月耐久財受注の発表を皮切りに週末まで米国の重要経済指標の発表が目白押しとなっており様子見ムードもあったもよう。そのなかで、NZドルは堅調地合いを維持したが、これについては格付け会社S&PがNZの格付けを確認し、見通しも「安定的」としたこと、そして「NZが財政で適度な柔軟性を持ち、経済においても再生力を有している」との内容を示したことが尾を引いた可能性がある。なお、この内容については東京タイム午前に発表されたものである。
ユーロは売りが優勢もレンジは限定的。前述した通り、欧州勢の参入以降からユーロ売りに傾斜すると、ユーロドルは1.3365ドル、ユーロポンドは0.8580ポンドまで下落した。ただし、レンジは限定的なものにとどまると徐々に持ち直すこととなった。またユーロ円についても、131.60円台まで下落した後は132円手前まで買い戻されるなど、狭いレンジのなかで方向感に欠ける展開となった。
そのほか、ドル円・クロス円についても動意は鈍く、ドル円は98.50円を割り込む水準まで一時的に売られたものの、その後は98円半ばでのもみ合いに終始。クロス円は、ポンド円は153.30円、豪ドル円は88.85円まで下落。NZドル円はしっかりとした推移で77.32円まで上昇する場面が見られた。
ドルストレートでは、ポンドドルは対ユーロでの上昇が後押しとなり1.5589ドルまで上昇し本日高値を更新。しかしながら、本日のレンジは上下30pにも届いておらず小動きの域を脱するには至らなかった。資源国通貨は、豪ドル/ドルは0.9010ドルまで下落する一方で、NZドル/ドルは0.7847ドルまで上昇するなど強弱分かれる展開となった。